「空飛ぶタイヤ」を新宿ピカデリーで観てきましたので、今日はその感想を書きます。
「空飛ぶタイヤ」とは
池井戸潤初の映画化作品です。
僕は原作を読んでいませんが、原作を読んだという女性と観に行きました。
26日はサザンオールスターズのライブビューイングと「空飛ぶタイヤ」の大ヒット御礼舞台挨拶、27日は水曜日のレディースデーということで、ここ数日の新宿ピカデリーはいつにも増して混んでいます。
でも、「空飛ぶタイヤ」はお客さんの入りは4割弱。公開から13日目だとこんなものでしょうか。観に行きたいという声は周りですごく聞くんですけどね。
この映画は場面展開のテンポが良く、最後まで息つく暇もなくあっという間でした。監督本木克英さんならではの傑作です。
個人的には、Love-tuneの阿部顕嵐さんが良い味を出していたと思います。
少しだけネタばれと感想
長編小説の映画化ですから、単純化されているところがあり、非現実的って感じてしまう場面もありました。
- 大手財閥系自動車会社の東京にある本社に神奈川県警が単独で乗り込む
- セキュリティの厳しい昨今、ラップトップPCが簡単に流出してしまう
- 赤松運送の社長もホープ自動車のカスタマー戦略課課長もイケメン過ぎ(笑)
とは言え、これらは全体の出来の良さに比べて些細な事です。
本作品ではあまり目立たない役柄でしたが、大学時代に一緒にアルバイトをしていた俳優志望だった友人が出演していて、たいへん感激しました。あいつ頑張っているなあ!
まとめ
個人的にすごく好きな映画です。一緒に行った女性も、原作を読んでから映画を観た人にありがちな「原作の方が良かった~」等をほとんど言ってなかったので、出来が良かったのだとそこからも感じました(笑)
大企業に入った人も中小企業で働いている人もぜひ劇場で観て欲しいです。そして、何かを感じ取って下さい。
小説は120分では読めませんが、映画は120分でこの世界を体験することができますよ!